小説について


文を書くってのは簡単ですね。
何も考えずとも文字だけは打てます。
文を書くってのは難しいですね。
考えれば考えるほどわからなくなってしまう。
おもしろい文。されど文。
悲しい文。けれど文。
答えとはいつも表裏の関係にあるって感じてしまいます。
私の人生の中でこれならできそうだと思ったのが文。
私の人生の中でもうこれ以上考えるのが嫌だと思ったのも文。
長い長い付き合いです。
小学校、中学校と高校と文字だけならいっぱい書きました。
しかし、それで文章がうまくなったとは言えません。
考えるのを放棄して文字を写しただけのノート。
物事を深く考えていなかった学生の頃の私はホントにもったいないことをしたのだといまさらながらに悔やみます。

私が生まれる以前の方々の文章をみてみましょう。
どの方の文章を読んでも、みなさん楽しんでいらっしゃる。
そして苦しんでいらっしゃる。
ふと思えば、なんてことはない一つ一つの文字が単語、そして文章へと。
それをみていつのまにかに感動している私がいます。
ただの文にです。
理解して読まないとわからない、色も香りもない本に感動します。
でもたしかに、その本たちからは色や香り、喜怒哀楽までもが感じられるのは不思議なことではないでしょうか?
短いですが最後に。
長い付き合いになるかと思いますが、仲良く付き合っていけたらと思います。



駄文一覧へ