渡月橋


歩きなれたあの道も いずれは思い出へと変わるのだろうか
桜の花びら拾い集め あなたに届けた 淡い空へと腕をのばして

歩き疲れたあなたはそっと 四角い空を作り 私に微笑みかけた
ひとつひとつに疑問を抱いて 色褪せてゆく 今の中
わかっていることもわからなくなってて どんどん目の前が見えなくなって
泣きたいときに我慢して 一人枕を濡らすなんてことしないで

作り笑いをほめられた 不思議な気持ち
今はわからなくても いつかわかる時がくるのでしょうか?
1年が小さくなって 大きくなった私は小さな子供をうらやましがり
大切なことをいまさらながらに 理解して 長き人生を悔やむ

ため息とともに川辺に寝転び 大きく息を吐いた

今が今よりも前に進めるように歩き続けて行かねばと


楽しいこともあった。悲しいこともあった。
立ち止らずに進んでいかなければいけない日常の中にいると
自分を奮い立たせている人を書きました


ポエムに戻る