【夜】 愛したこともないくせに 妙にやさしくしたり 甘い言葉で私を誘うのはなぜなの? 電柱の明かりは心もとなく蛍のようについたり消えたり いつしか街からは明かりが消えていた 最初からそこには私しかいなかったかのように音も匂いもなにもない 今は朝なの? 今は昼なの? 今は夜なの? 辺りは真っ暗で ここはどこなの? ここは夢なの? ここは地獄なの? ウフフ・・・・・・アハハハハ! 歩いても 前を向いても 下を向いても どこまでも深くて 誰か助けてよ。誰か気付いてよ。夜に喰われて消えてしまう前に。 朝が来て夜が来て 次の日もまた次の週も 夜だけは隣にいてくれるあなたを焦がれるわ ――あなたの帰りを待っています だって私にはあなたが必要だとわかったから。 あなたの帰りを ――タスケテアゲル―― 待っています。 『なにも考えずに愛すだけ愛したあなたの背中には私の爪あとだけが残っているの』 ベットで横になり今日の出来事を日記に記す 今日という日常が楽しくなくとも忘れてしまわないように |
今回のポエムは3333のキリ番ゲッターである 『アースさん』のリクエストで【夜】をテーマに作成。 今回は一種の挑戦的な意味も込めてポエムをちょっとだけ脱皮したような作品にしようとがんばった。 もちろん今回のテーマは『夜』であって『闇』ではないので、 『心の闇』ではなく『夜という時間』に縛られた女性をイメージさせていただきました。 彼を助けてあげるはずが、私にとっての彼が大きくなり立場が逆転。 家の中で一人彼の帰りを待つだけの日々に変わっていたことに気付けない私 夜が訪れるたびに私を染め上げてゆく。みたいな感じを出せたらよかったのですがね〜orz 実力不足ってやつですか〜・・・_| ̄|○・・・はうぅ・・・ |