走り続けるレジェンド達


横浜最速 競ってキメたドリフト 小さな町の小さなゲーセン
夢を見ながらハチロク走らせ 今日も一人ではしゃぐ日曜
帰りはいつもと同じさ 愛車と共にヘブンへ向かうぜ
『あんたはみたことあるかい?その先にある本当のハヤサってのを』
そこでは風が溶け 俺に流れ込んで囁いてくるんだ
『俺たちのレジェンドはすでにはじまっている』みたいだってよ・・・

おまえのことは俺が一番わかっているんだ
わかっているさ おまえが走りたいとエンジンを鳴かせているのは
ヘッドライトに照らされて今日もライバルがやってくる


いまいち盛り上がらない 地元のゲーセン 俺はいつもそこにいる
車のメンテ待ちなんて暇で暇でしょうがない ゲーセンのシートで一服する日曜
今日も他人の車が俺の走ってきた道を塗り潰してゆく
『おまえら今日は運がよかったなグッドラックだぜ』
いつのまにかに俺の腕は震えていたんだ おまえの声を聞いていないからだと
『いつまで待たせるんだ。夜はいつまでも同じレジェンドしてるわけじゃないんだ』ってよ・・・

俺は乾いていた おまえの声が聞きたいんだ
わかるだろ? 走馬灯のように夢のように消える いつまでも続くあの夜へ
俺たちだけのレジェンドをこれからも走り続けるために

『遅い奴にはドラマは追えない』と書けば解る人がいらっしゃるかと。
はい。影響を受けました。ちなみに5555キリ番達成のリクエスト、
【『車』で危なっかしく】はまたの機会にでも書こうかと思います。
車で一応危なっかしくではあるのですが意味が違うような気がしますので(苦笑)


ポエムに戻る