どこまでも続くこの道で、あなたと出会えた奇跡を記す


乗り捨てられた自転車は次の主が来るまで待ち続けるのだろうか
駅のホームにただ一つ残されたそれはいつのまにかに誰かに拾われ、
またどこかで捨てられたのだろうか
なんてことを思いながら歩をすすめてゆくと それはあった
夏だからか周囲は若草で覆われ 誰にも気付かれることなくたたずむ様は人間のようだった

何度目の夏だろうか それはまだあった
いつしか姿は変わり 寂れてしまったそれはギィギィと音を鳴らす
錆びていた
僕はそれを抱えると どこへ向かうのかもわからないままあるところへ向かっていた・・・

ただいま お帰り そしてよろしく
『また一緒に走ろうか』

いまさらだけど気付いてしまった。僕は
乗り捨てられた自転車に自分を重ねていたみたいだ
今度は君の助けを借りてこの道を歩いていこうと思う

書き終えたときはとってもいいものができたと思った管理人ですが、
数日たったいまこれを見ると、ところどころの間が足りなかったと反省。
でも久々にポエムっぽいのが書けたような気がします〜♪
日々精進すべく、がんばらせていただく所存です。


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