雪降る街の小さなクリスマス


毎年追いきてぼりくらってるよ
色とりどりのイルミネーションがこれでもかというくらいに派手で

順序良く続いていた私たちは123の2を追い越していきなり3へたどり着いた
なんだか目の前にあるこの「キミとワタシを分つ身体」さえ現実味に欠け
触ることができることを赤子のように不思議がっていた

長い長い冬
この寒空の中 一人で佇んでいると凍え死んでしまうのだろうか
淡白でそれでも楽しい冬だとしても
寄り添えるあなたがいなければ 私はこのまま雪に埋もれてしまうのでしょうか

虚ろな瞳が鏡に映る
ふわりとした雪もやがて溶けて雫になる
気付かれないように寝たフリをして 小さなため息 白いブレス
「私はここにいるよ」
諦めかけのクリスマス
あなたは私を――

見つけてくださいますか?

私が書く詩はいつも即興なのですが
なにも考えずに執筆しているためか季節物が突如できるので
半年以上お蔵入りの作品が多数転がっていたりします。

さて――。詩の内容ですが久々に女性視点のお話です。
ふとしたことで、悲しくなったり寂しくなったりしてしまうことって
結構ありませんか? 私は普段はなんともないのに一人になると
『寂しいな』なんて思ってしまうことがあります。
ちょっと女々しいですかね?


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